森ビヨ見てきた 眠れる森のビヨ・感想

 

森ビヨ見てきました。

自分用の感想書き留め。

ネタバレもありますよん。

 

gekijyo.net

 

 

 


森ビヨってさあ

最初に思ったことは、眠れる森のビヨwwwwwってなってたタイトル発表の時の気持ちどうしてくれんの!?ってことでした。

鬱展開が嫌とかでは全然なくて、むしろ好きだから何やら鬱展開らしいという空気をTLから察した時は楽しみにすらなったんだけどさあ。

タイトルが森ビヨってだけでなんか舐められる気がしません??

(うちら舐められるのマージで無理なんすけどbyノゾミ的な・・・)うろ覚えです

すごくなさそうじゃん、普通に。LILIUMと眠れる森のビヨ、どっちがすごそう?って話よ。そこはちょっと残念。ビヨ可愛いから別にいいけどね(どっちや)

 

 

ここからがっつりネタバレ。

 ストーリーをざっくり

終わった直後の感覚

ああこれ、LILIUMっぽい雰囲気になってくぞ・・・っていうのは中盤から感じてて、終わっても自分の中にもそういう感覚はあったんだけど、これがLILIUMと同じとされるのはなんか嫌というか(明らかに森ビヨが部が悪いじゃんというか)無理してでも別物として捉えたほうが世のためオタクのためだなと思いました。

あとはやっぱ、ビヨちゃんみんな演技上手で歌も上手だなってこと。ハロの他のGと比べても、なんなら世にある同規模の非アイドル舞台と比べても相当レベル高いよなと思います。演技のムラとか、誰々が頑張ってる!とかそういうメタ視点を気にしないで楽しめる心地よさ。ステキ。寸劇グループを貫いているだけありますね。クソ事務所はもっと広い会場を考えてみてはいかが?

 

流れに沿って思ったことなど

鬱話だっていう噂と平井美葉優勝話だっていうことはなんとなく知っている状態でみました。見る前に、もっとがっつりネタバレ読むか悩んだんだけど、こういうのは第一印象も大事よなと思ってそれ以上は情報入れないようにしてました。

 

最初の方で、ヒカルが学校行く途中にトラックに跳ねられそうになったところで、ひまりが声をかけてくるシーン。小声そうに寒いところでヒカルがやばい!ってなってる横でヒマリが寝ていて起きないってなるシーンの暗転する時の音。随所で車がやたらリアルに、実感のある音で表現されているから、きっとなんか関係あるんだろうなあ、と序盤から思ってはいました。

 

劇部のみんなが紹介されおわって、大会用の脚本をヒカルが苦心しながら書いているところにヒマリが声をかけるシーン。そのあたりでヒマリは劇部じゃないんだなってことが気になり始めて、だんだん、ああこれヒマリと劇部が絡まないのなんか意味あるぞってなっていく感じ。この辺りで幽霊ネタとかにしないよね?(それはあまりにもつまらないぞ)って心配になってきてました。

 

練習を進めていく中で、みんなから置いていかれるツムギ。悪気なく全員の前で1人で歌わせようとするイケメン先輩の地獄っぷりは本当に笑った。キツすぎるやろ。ネネちゃんのスパルタっぷりもなかなかでよかったです。

ツムギあんなに踊れてなかったのに「楽しくやればいいんだよ!」からの次の曲では前ここさんがキレキレに踊ってたのも笑っちゃった。ツムギくん、上手になったもんだ。

 

で、劇中劇の「眠れる森の美女」。ディズニーの映画は見たことないので、眠り姫のお話自体曖昧だったんだけど、そういう話だったのかーと復習。とりあえずビヨ面みんな可愛かったです。りか様がいないのをもったいなく思ったり・・・。ぶりっ子西田、可愛いよ西田。

この劇中劇で、夢の方を選ぶという選択の方が幸せに思う人もいる!という話になったことで、あこれヒマリかヒカル、どっちかが眠り続けてる側の人なんだろうなとは思えてきた。ヒマリがそうなら成仏できない幽霊?で、ヒカルがそうならさっき避けてたトラックで本当は事故ってて事故らなかった世界線を見てるのかなあ、とか。

 

そしてこの後にヒマリが「私はあの結末は好きじゃない!〜逆だと考えたことはない?」で、ヒカルの方が眠り姫で確定だな、と。あとはこれどうすんだろうか・・・という気持ちで見てました。

 

んで、驚いたこと二つ。

1つはツムギ。ツムギが途中であんなふうに物語の立場として独立してきて、ヒマリの敵というか、対として置かれると思っていなかったから意外だった。目覚めたくないヒカルVS起きて欲しいヒマリの構図を想像していたから、ヒカルでない存在が夢を維持しようと動くのに混乱したし、今もわからないことは多々ある部分。

 

2つ目は演劇部のみんなが死んでしまっていたこと。ブロック大会の会場までバスで4時間、という話が出てきて、え??この流れバスが事故るじゃん。全員死んじゃわない????と不安になり始め、本当のことを思い出したヒカルが語る「バスが対向車とぶつかって山道に投げ出されて横転、みんなの変わり果てた姿」で絶望した。

LILIUMとかって(比べない方がいいとか言いながら考えてしまうんだけど)絶望とはいうものの世界観自体がファンタジーだからそこまでグロさを感じずに済むんだけど、劇部のみんながいるのは現実というか実社会を投影した世界なわけで。バスが横転してみんなの変わり果てた姿が見える、その中心で「みんな死んでないよね!?」って叫ぶヒカルくんが、ある程度リアルな状況として想像できてしまってグロかったんだよね。

そりゃ夢に引きこもりたくもなるなあと思いました。

 

疑問ご意見などなど

 

・やっぱり謎だったのはツムギの存在。

ツムギだけ現実にいなかったんじゃないかみたいな考察もTwitterでは見たけど、そういうの言い出すと全部が全部、現実と違って良いことになってもはや観客である私たちは知り得ないので、そういうふうには考えてません。

あとはヒマリ。私は途中まで、「ヒマリちゃんの念が強すぎて夢に干渉できるようになっちゃったのかな?ぷぷ」と思っていたんだけど、終わってみてあの世界を文字通り”ヒカルが見ている夢”とするなら、夢の中のヒマリを動かしているのもヒカルくんってことになっちゃうんだよね。

それどころか、ヒマリの手を取るか、劇部のみんなの手を取るか、の時にノゾミたちがいう私たちのことはどうでもいいの?(うろ覚え。ニュアンス違うかも知らん)っていう部分も、ヒカルが自分で思ってることになっちゃう。

 

なっちゃう、というかそういうふうに捉えることがあっていいと思うし、それが自然にも思うんだけど。

それだとあまりにもヒカルくん個人の中の話になっちゃうというか、自分の中の夢でしかないのにこんな動きがあることを不自然に感じてしまって、うーんというところ。

ノゾミたちが夢の中にいたいと思う理由が薄くなるからなのかな。ノゾミや夢子たちがヒカルくんの意識と別の原理で動いているなら、大会前にセットを壊されたことを乗り越えるという儀式までして結びつきを強める意味もわかるし、ヒカルくんに夢の中にいようよ!っていう理由もありそうなもんだけど、これがヒカルくんの自意識でしかないとしたら結びつきを強めた理由もわからんし、(死んでしまったもしくは死んでしまいそうな)私たちのことはどうでもいいの?というノゾミたちの表現の意味もほぼなくなるよね。

すごく平たくすると、ヒカルくんが自分で望んでみんなと過ごす日々をやってたけど、そろそろ現実見ないとねって思い立った話になってしまって、やっぱりどこまでも自己完結というか自分でそんな1から10まで難しくした意味は何?と思ってしまう。し、昏睡状態?という外からの刺激が期待できない状況で自分だけの意識がそんなに上向くきっかけってなくないか?とその点も不自然に感じちゃう。

 

じゃあ他の案はなんですかって言われたら、昏睡状態で生死の境を彷徨ってるヒカルくんは魂と関われるような状態(夢)になっていて、死んでしまった劇部のみんなの魂とブロック大会前までの日々を楽しくやっているんだけど、ヒマリの念と、自分が生きているという事実によって、きちんと生きなきゃと思う意識が強くなって夢をみること(魂世界にいること)を辞めた話なのかな、と。劇部のみんなの魂はもちろん未練があるから魂世界にヒカルくんを留めようとする理由もできるし、ヒマリとツムギが敵対する理由もつくかなあと。

でも魂世界って・・・と別に気に入っている解釈でもない

 

・ヒマリが見える見えないはどういう違いなのか問題。正直わからん。

 

・これは超重要なことなんですが!

イケメン先輩とネネちゃんは付き合ってるんですか?

バスのシーン、ゆはしおのオタクとしてはそっちも見ていたいはずなのに、あまりにもイケメン先輩とネネちゃんがいちゃついてるから気になりすぎて目が離れませんでした。しかもあの部長の態度から察するに劇部公認の仲なのか??そうなのか?!

 

印象に残ったシーン(順不同)

・大会に使う題材を決めているシーン

自分も創作ダンス部だったので、こういう話したな〜と思い出しました。先生がやってほしいことでも、勝てるようなものでもなくて、私たちがやりたいものをしたい!ってあの頃思っていたなあと懐かしくなりました。

 

・ひまり、もうひかると口きかない!

可愛すぎた。でもTwitterで見たけど小6の言動にしては幼すぎますよね。劇中では小学生とだけ言われるから、なんとなく小1とかを想像してしまっていたけど・・・。ヒマリちゃん、あざとい子だったのかな?

 

・セット壊したの、ツムギでしょ?のシーン

みんなが一斉に固まってツムギヒカルの方を向くところ。ざわっと感がすごくてめちゃ良い演出でした。でも、ヒカルくんがそれに気づくの唐突すぎて、そこはあんまり。

 

・劇中劇序盤。

ストーリーテラーな西田に、美鈴は元気かなあと思ってしまいました。

 

・先生のモノマネした後のヒカルくん「似てた?」

めっちゃよかった。なんかすごく萌えた。

 

キャストごとに感想

ツムギ 前田こころ

歌良かったなあ。不思議なポジションをうまくやっていたなあという印象。顔がいい。

みんなと一緒に歌って音痴の演技、って結構難しいだろうにすごいなあ。

 

 

ユッコ 岡村美波

みいみの役そんな名前だったんだね、ていうかヒカルくんからの紹介あった?

みいみも声が映えるなあ。東京でみんなでタピるのが夢〜、めっちゃ可愛かったです。

一番好きだったのはオーロラ姫のお母さん役の歌。

 

ショーコ 清野桃々姫

体大変な中、ニコニコで歌って踊っている桃々姫が見れて本当によかった。色々客には見せられない辛さがあったと思うけど、そういうの全然出してこないプロさが大好きです。

オレンジ似合うなあと思ったよ。

 

ネネ 小林萌花

で、ねえネネちゃんはイケメン先輩と付き合ってるの??そうなの?ねえ

夢子との仲良し絡みも可愛かったです。

今回もほのぴはピアノしていたけど、いつかピアノに囚われない役も見てみたいなあと思ったり。推せる特技は押した方がいいけどね。

 

浜田先輩 一岡伶奈

男役、本当に上手でした!こんなにそつなくこなせると思っていなかったのでびっくり。

歌もとてもよかった。

とりあえずたくさん女の子に話しかけてて笑いました。

 

山上 江口紗耶

誰この歌上手いの、って思ったらだいたいさやりんなんだよねえ。

最初男なのか女なのかわかんなかったんだけど、部長は男って認識でいいんだよね?

バスで1人席だったの可哀想で笑った。

 

タマエ 高瀬くるみ

なんかすごい動いてた(小並感)

ママじゃない役もすごくよかったです。(笑)

小さい声のセリフでも、きちんと聞き取らせてくれるので、発生がすごくいいんだろうなと思います。

 

カナエ 里吉うたの

パーカー、ピアスのうーたんかわいい。かわいいです。

ヒカルくんに名前紹介されるシーン可愛すぎた。

 

ノゾミ 山﨑夢羽

ナチュラルな口の悪さすごかった。ヤンキーってわけじゃない、普通にいる口悪い子なんだよね。

ウェーブ髪も似合っててよきでした。

 

夢子 西田汐里

西田かわいいよ西田。

オーロラ姫があまりにもよかったので、劇中劇と言わず普通にやって欲しい。

声の良さはもちろん歌も安定でした。

 

ヒマリ 島倉りか

顔がいいな、まず。

りか様の声は叫んでもヒステリーになりすぎないので、変に物語を狂わせすぎないというかやたらに盛り上がってるやつ、な状態にならないので強いです。

幼い演技もすごく可愛かった。かわいい。

 

ヒカル 平井美葉

出世がすごいなあ。ガチで平井美葉優勝な舞台だった。

女オタホイホイでしたね。

歌がすごくよかったのと、滑舌もかなり良くなったように感じました。

ヒカルくん、全編を通してなんか芝居がかってるというか、かっこつけというか、で、実生活にまでミュージカルが侵食する系の男の子なのかなあと思ってました(笑)

あと、車椅子での演技もすごい。動けないのにちゃんと表現があってすごかったです。服装なのか演出なのか演技なのか、目覚めて車椅子で出てきてからのヒカルくんはちょっと大人になって見えるからすごい。

 

 

 

 

 

もっとどうでもいいこと

 

・もしかして眠れる森のビヨって、眠れる森の美葉(ビヨ)だったのかなあ

 

・相変わらず序列のはっきりしてる事務所ですね。でも最近りか様の事務所ない序列急上昇してる気がする。

 

・若者言葉がふんだんに使われてるのが新鮮だった。そして、普段ハロメンが今っぽい言葉使ってるの聞いてないんだなあと改めて思った。ちゃんと教育されてるんですね。

 

・後半の構成があっち行ったりこっち来たりで見づらかった。あえてなのかもだけど、ひまりもうひかると口聞かない!を2回やる必然性がわからなかったし、真実をヒマリに話してもらうくだりも前半でやったのと全く同じ会話からのヒマリのところに戻ってくるって必然性がなくない?冗長に感じるだけで意味なく感じた

 

・今回の曲はどう考えても弱くない?LILIUMはもちろん、あらびよに比べてもだいぶ落ちるなあって感じなのが残念すぎた。

 

 

 

 

 

 

 

BEYOOOOONDSみんな最高でした。よきよき。